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豪華絢爛な世界にため息…映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』の感想、評価

      2017/04/27

4月15日にいよいよ公開日を迎えた『メットガラ ドレスをまとった美術館』。
見たくて見たくてたまらなく、先日ついに渋谷のBunkamuraにあるル・シネマで鑑賞。
今回は『メットガラ ドレスをまとった美術館』についての私なりの感想、評価などを紹介していこうと思うので、これから見に行こうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしていただければ!

 

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『メットガラ ドレスをまとった美術館』のあらすじ

あらすじは、毎年5月の第一月曜日に開催される”ファッション界のアカデミー賞”とも呼ばれているメットガラまでの製作過程と成功のために奔走する人たちの姿など、裏側を描いた作品。
この物語の主人公となるのは、『プラダを着た悪魔』の鬼編集長のモデルともなった米版VOGUE編集長であり、メトロポリタン美術館(通称、メット)の理事も務め、メットガラの主催者であるアナ・ウィンター。そして、アナとともにメットガラを支えるメット服飾部門のキュレーター、アンドリュー・ボルトンだ。
本作で取り上げられているのは、2015年の展覧会『鏡の中の中国』。しかし、辛口のメディアまでもが高評価を称えた2011年開催『アレキサンダー・マックイーン/野生の美』を超える展覧会は未だに発表されていない。
果たして『鏡の中の中国』は『アレキサンダー・マックイーン/野生の美』を超える成功を収めることができるのかー。
そして、2人の前に立ちはだかるいくつもの難問をどう乗り越えるのかー。

 

『メットガラ ドレスをまとった美術館』を見て…

“ファッションはアートなのか?”永遠のテーマにファッション界の重鎮たちが答える!

“ファッションはアートなのか?”というテーマについて、人々の意見は左右に分かれるし、ファッションを美術品から排除されることも多い。
そんな永遠のテーマについて、本作ではファッション界の重鎮たちが答えている。
メットガラを支えるキュレーターのアンドリュー・ボルトンはもちろん、展覧会に協力するジャン=ポール・ゴルチエやカール・ラガーフェルド、ジョン・ガリアーノなどの貴重な意見が聞ける。
“ファッション=アート?”という疑問については自分の中でも大きなテーマである。ファッションをアートとして見ることでファッションの捉え方も変わってくるし、日常的なものとして見ないと身近に感じられない。
そんなテーマについて、重鎮たちの答えが知れたのはすごく感慨深かった。

 

垂涎もの…名だたるメゾンのアーカイブの名作が登場

『鏡の中の中国』を製作するにあたり、キュレーターのアンドリューが名だたるメゾンのアトリエを駆け回るシーン。
イヴ・サンローランなどの大きなアトリエから昔のアーカイブの名作たちが登場するシーンは、ファッション好きにとっては垂涎もの…。
メットガラでセレブたちが展覧会を周るシーンでも、ジャン=ポール・ゴルチエやマルジェラ、ディオールなど、中国からインスピレーションを受けたという過去の作品がたくさん登場する。
そんな華やかでゴージャスな作品たちをスクリーン越しから見るだけでも十分満足できる。

 

拍手を送りたくなる!女性が憧れるアナ・ウィンターの仕事っぷり

キュレーターのアンドリューが開催日まで難題にぶち当たりながらも仕事をこなしていく姿は素敵だったが、アナ様の仕事っぷりに改めて拍手を送りたくなる。
例えば、本作でアンドリューとともにアナが中国人のインタビュアーから展覧会のテーマに対する無理解な質問を受け、アンドリューは口を閉ざしてしまうものの、アナは丁寧な口調で自分の正論な意見を説明。この1つの答えだけで相手のインタビュアーを黙らせてしまうのだから本当にすごい。
他にも、リアーナの高額なギャランティーで招待不可能か?と悪戦苦闘していたところも、アナが直接リアーナにお願いすることでリアーナのメットガラ参加が実現。(リアーナのギャランティーが気になって仕方がなかった 笑)
もちろん展覧会の装飾の細かい部分やパーティーの席順、テーブルセッティングなどの小さなところまでアナが全部決めていた。(パーティーに誰をどこに座らせるかのシーンでも、この人は来てほしくない…やらいろいろあって面白かった 笑)
アナがいるだけで現場の空気に張りが生まれ、周りもやる気になっていく…本当にその仕事をする姿はかっこいいし、女性の永遠の憧れでもある。

 

ため息が出るほど豪華絢爛なメットガラに感動

そして眩いほどゴージャスすぎるオープニングイベント、メットガラの様子本作では存分に楽しめる。
世界的アーティストのレディ・ガガやジャスティン・ビーバー、パリコレモデルのケンダル・ジェンナーやジジ・ハディット、アカデミー賞の常連であるアン・ハサウェイやジョージ・クルーニーなど豪華すぎるゲストがさらに一流ブランドのドレスを着て登場。(生前のビル・カニンガムも登場します!)
とくに今回の主役ゲストでもあるリアーナのドレスは本当に素晴らしかった。(ドレスを製作したの中国人デザイナーのグオ・ペイ)
世界一ゴージャスなイベント、メットガラの様子にため息ばかりつかされた。

 

ファッションが好きなら、絶対に見てほしい!

滅多に見ることができないメットガラの裏側、そしてファッションの歴史を作っていく2人の主人公の姿、ラストの豪華すぎるメットガラの様子は本当に感動できるドキュメンタリーに仕上がっている。
知れば知るほどファッションは奥深いものだと感じるが、これを見ればファッションについてもっと知りたくなるし、もっと好きになりたいと感じるはず。
ファッションが好きなら、『メットガラ ドレスをまとった美術館』は絶対に見るべき映画!

 

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