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バレンシアガにエルメスも…2017/2018秋冬プレタポルテ PFWで心に残ったランウェイ【part.3】

      2017/04/03

昨日に引き続き、PFWの私なりに心に残ったランウェイをレポートしていきたいと思う。
今回は、注目のデムナ・ヴァザリア率いるバレンシアガやエルメス、また大胆な演出が話題となったフェンティ プーマ バイ リアーナなどコレクションを私なりにレポートしていく。

 

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2017/2018秋冬プレタポルテ パリで心に残ったランウェイ

SONIA RYKIEL ソニア リキエル

去年の8月にこの世を去ったソニア・リキエル。ニットの女王と呼ばれ、長年にわたってモード界を牽引してきた人物の1人。
そんなソニア・リキエルの意思を引き継いでいるのは、ジュリー・ドゥ・リブラン。春夏のショーでは、ソニア・リキエルのアイデアを中心としたコレクションが話題となり、フィナーレには”RYKIEL FOREVER(リキエルは永遠に)”のアルファベットが1文字ずつプリントされたニットと、ソニア・リキエルのアイコニックな虹色ニットが登場し、観客を感動の渦に巻き込んでいた。

ソニア  リキエルの秋冬は、クリーム色のフリルが美しいボリュームワンピースやカーキのレザーコート、ブラックのケープにブルーとブラックのストライプワンピースを合わせたルック、パジャマ風のサテンのセットアップにムートンジャケットを羽織ったルックなど、女性が気負わず、ナチュラルに着こなせるコレクションが登場した。
”この日はこのルックが気分に合いそう。””今日はあの予定があるからこのルックかな?”なんて勝手に妄想を描きながら、ウキウキとした気分で観れるショーだった。

 

BALENCIAGA バレンシアガ

毎シーズン、チェックをするのが欠かせないのが斬新すぎるフォルムとアイデアで毎回驚かされるデムナ・ヴァザリア率いるバレンシアガのショーだ。
毎回どんな仕掛けで私たちを驚かせてくれるのだろう…と、とにかくバレンシアガのショーが終わるまで落ち着いて入れないなんて人は世界中にたくさんいるだろう。

そんなバレンシアガの秋冬は、会場の床に無数の”BALENCIAGA”のロゴが並び、ただただだだっ広く無機質な雰囲気がこれでもなんだかフォトジェニックだからすごい。
そしてショーが始まり、ファーストルックにはバレンシアガで定番のチェック柄のジャケットにブルーのワンピースを合わせたルック。でも前回と違うのは、ジャケットの着こなし方。
前回はコートやシャツをあえて肩を落として着崩すというオフショルダースタイルを提案し、私たちの服に対する考え方を180°変えさせた。そしてその着こなし方は、街中で当たり前のスタイルになっているからすごい。
今回はジャケットのフロントを片側に引き上げて反対側の肩に留めるというまたも斬新なアイデアを私たちに見せてくれた。本当にデムナは私たちを飽きさせない。
その風変わりでスポンテニアス(←もう古いかしら?)なジャケットルック以外にも、前から見るとシャツなのにバックスタイルはレザーやウレタン(?)に生地が切り替わっていたり、ペンシルのラップスカートが自転車用のマットで作られていてロゴが入っていたり(これは絶対に欲しい!)と、本当に素敵なアイテムがたくさん。

小物も今話題のバザールがさらに大きくなって登場したり(こんなにどでかいバッグはさすがに使いづらいかも…)、スカーフが施されたジャラジャラのバングルも登場し、やっぱりどれも可愛い。

後半は、レトロなフラワープリントやドットのワンピース、そしてイブニングドレスも登場したが、どれもフォルムや小物にデムナらしさが詰まっていて、本当に素敵だった。
今回のコレクションは100周年を迎えるバレンシアガのアーカイブを再解釈して作られたコレクションらしいが、デムナ節はやっぱり炸裂していたし、ショーの始まりから終わりまで心の中のざわめきが止まないコレクションだった。

 

HERMES エルメス

PFWはエルメスも絶対外せない…!

そんなエルメスの秋冬は、ここ最近のナチュラルでヌーディーな女性らしいコレクションと一変して、カラーリングが豊かでポップな雰囲気。でもストンと美しいラインやボディに沿うエルメスの女性らしいシルエットは変わらない。
様々な生地や柄が切り替わったジャンパースカートや淡いピンクのチェック柄のボトム、レザーのジャケットセットアップ、カラフルなファージャケットなど。どれもプレイフルで可愛いんだけど、やっぱり品があるし洗練されている。

特に気になったのが、ほとんどのルックに合わせていたレースアップのロングブーツ。ワークな雰囲気でしっかりヒールがあってかなり素敵だった。
しかも、丈の長いスカートやパンツにも合わせてあってバランスもかなり抜群。私、ロングブーツ×ロング丈のボトムの合わせが大好きで、秋冬プレタポルテはいろんなブランドでこのルックな発表されていて興奮していたけれど、今まで見た中ではエルメスのワークなブーツのレイヤードが一番だった。

 

FENTY×PUMA by Rihanna フェンティ プーマ バイ リアーナ

世界的アーティストでストリートファッションのアイコン的存在、リアーナ様とプーマが手がけるフェンティ プーマ バイ リアーナ。

そんなフェンティ プーマの秋冬コレクションは、とにかく会場と演出がとても素敵だった。会場はパリの大きな図書館。長〜い図書館のお馴染みのあの机に観客が座り、階段と本棚の前には男女のモデルが自由に立ったり座ったりしている。
そしてショーが開始されると、モデルは観客が座っている机の上をウォーキング。なるほどね(笑)なかなか斬新な演出。

気になるルックは、リアーナ様らしいストリート感MAXなルックのオンパレード。チェック柄の長〜いダウンコートやプーマのマークがプリントされたショート丈のトップスにダボダボのチェック柄のワイドパンツ、ベースボールのユニフォームっぽい細かなストライプ柄のスリットワンピース、番号がプリントされたニットなど…これぞ、ストリートルック!いや、B系です!私、こういう90年代から2000年代風の少し前のB系ファッションが超大好物!

そして、フィナーレが終わり、リアーナ様の登場。かなりの盛り上がり。ライブみたい(笑)
最後には上から、紙がばらまかれるというなんとも派手な演出もあり、終始かなり楽しみながら見れるコレクションだった。

 

UNDERCOVER アンダーカバー

デザイナー高橋盾が手がけるアンダーカバー。コアなファンも多く、日本を代表とするブランドの1つだが、毎回凝った演出とアーティスティックなルックが話題を集めている。

そんなアンダーカバーの秋冬コレクションは、1つの舞台を見ているような終始ファンタジックで幻想的なショーだった。コレクションの披露の仕方もランウェイをモデルが歩くのではなく、赤いカーテンの奥からモデルが登場し、不思議な音楽に乗せてモデルがコンテンポラリーダンスのような動きを見せる。
ファーストルックも芸術的なショールにケーブル編みになったドレスやフェルト地っぽいドレスを着た4ルックが登場。蝶々の羽のようなヘッドアクセをつけて、現代とは全く違った世界を覗き込んでいるようだ。
そんな異世界の人々を表したようなルックのオンパレード。
でもアイテム1がつ1つを見ると、モードすぎないリアルに使えそうな素敵なアイテムがたくさんある。例えば、生地をたっぷり使ったボリューミーなカーキのミリタリージャケットやハイネックのポップなカラーリングのショートプルオーバー、スタッズがたくさんあしらわれたプリント入りのスウェット、袖がオーバーサイズのニットなど、欲しい!と思えるものを独創的な世界観でもしっかり魅せるのだからすごい。

フィナーレはモデル全員が赤いカーテンの裏に勢ぞろいし、一礼。本当に演劇を見ているみたいで、感動的なショーだった。

 

PFWのレポートはまだまだ続く

次回は、アレキサンダー・マックイーンやルイヴィトンなどの秋冬プレタポルテのコレクション、さらには私なりに秋冬プレタポルテからトレンドを予想してみるので、ぜひチェックしてみてほしい!

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